先日、第10回の記念となる日本オムツ外し学会が那須まちづくり広場で開催され、この学会に参加する皆さんの旅のサポートをさせていただきました。
「オムツはずし学会は1988年、三好春樹さんたちによって行われた新しい介護=生活リハビリの実践報告会としてスタート。「オムツを外してトイレに行こう」つまり、ねかせきりのお世話ではなく、当たり替えの暮らしを保証するための生活づくりの介護をしていこうというもので、介護の既成概念にとらわれない=「頭(オツム)のオムツを外す」を合言葉に、とうきょう地域ケア研究会では全国的な取り組みを行ってきました。」なんと、31年間続く活動とのこと。
会場となった那須まちづくり広場では、介護の世界を長年にわたって切り開き続けてきた先駆者の方々や「創造的破壊」で現場を変革する若手施設経営者と、参加者の皆さんとの熱い議論が繰り広げられました。
翌日は「ちょうどいい」距離感を保ちながら暮らしを楽しむ高齢者向けの集合住宅「ゆいまーる那須」を見学しました。厚さ30ミリの天然素材の床材で、冬の那須も暖かく過ごす。高さ2.7メートルの天井で、空間のゆとりを楽しむ。高齢になる自分、一人になる自分を考えて暮らしを整える、そんな人たちが、みんなで考えてみんなで作った終の棲家です。参加者の皆さんで、ゆいまーる那須に隣接している森林の牧場のソフトクリームをおいしくいただきました。