東京旅行介助&おもてなし研修 「柴又から千住へ」実施報告

2021年11月21日(日)、柴又を散策し、江戸の歴史を刻む千住大橋から南千住までのルートで研修を実施しました。東京バリアフリー旅行情報の柴又・葛飾、北千住・南千住の二つのルートのいいとこどり。参加者は東京の観光案内に携わる方、作業療法士で高齢者の外出支援をしたい方、仕事で介護付き旅行を企画する方など多様です。

柴又駅から帝釈天、寅さん記念館へ

寅さんサミット2021が開催される参道は朝からなかなかのにぎわいです。そんな中、視覚障害者支援の研修からスタート。目隠しをしたパートナーを誘導しながら、参道を歩き通りやお店の雰囲気を伝えます。

柴又帝釈天のシンボル二天門をくぐり、境内へ。寺を開いた日栄上人が寛永年間(1629年)に見たという瑞龍の松と一体となって独特の雰囲気をもつ帝釈堂が一行を迎えてくれます。ここでは、車いすの方の段差や境内の砂利道などでの介助のコツなどを学びました。

その後、寅さんサミットでにぎわう寅さん記念館で寅さんワールドを満喫、寅さん記念館の上は、江戸川に面した公園になっていて向こう岸を見渡すと近くにあの「矢切の渡し」の船着き場が見えます。車いす利用者の方のための素早い防寒対応なども学びました。

江戸の歴史を学ぶ千住散策

研修の後半は、柴又駅から電車乗車降車の体験をしながら千住大橋駅へ移動。奥の細道「矢立ての地」とされる千住大橋そばで車いすけん引装置JINRIKIを使っての段差移動介助を体験し、荒川ふるさと文化館での障がい者対応調査などを行いました。その後、彰義隊士の墓があり上野寛永寺の黒門が移築保存される円通寺を通り、都電三ノ輪橋駅そばの商店街で視覚障がい者の案内研修を実施、さらに江戸時代の刑死者を弔うために作られた首切り地蔵のある延命寺、南千住駅近くの吉田松陰の墓地のある延命寺まで、数多くの観光ポイントを巡り、無事に研修修了となりました。

こんなコメントをいただいています。
「実地を通じての具体的な介助方法は大変勉強になりました。観光スポットのガイドもして頂いて、二重で得した気になりました。」
「柴又、千住地域はほとんど知識がなく、たくさんの情報を得る事が出来ました。室井先生の解説付きで、もう一度ゆっくり歩いてみたいと思いました。」

この研修は、NPO法人高齢者障がい者の旅をサポートする会NPO法人ユニバーサルツーリズム総合研究所の後援を受け、両団体の理事、研究員の皆様に講師として参加いただいています。


誰でも参加できます!

この研修は、原則月に1回実施しています。また、ご一緒に参加いただける車いす利用者の方やさまざまな障害をお持ちのかたのご参加をお待ちしています。旅行介助を学ぶ人たちに手を借りたり、彼らの学びを支援したりしながら、一緒に街歩きを楽しみませんか。