けん引式車いす補助装置 JINRIKI® （じんりき） のご案内

JINRIKI®の利用は、今まであきらめていた観光地へのお出かけ時に悪路、段差を乗り心地よくスムースに移動ができます。

１．公園の芝生や土の路面、スキー場の積雪、海水浴場の砂浜、神社仏閣の石畳や玉砂利

前輪を持ち上げて移動することで移動が容易になり、また、振動が軽減し、乗り心地もよくなります。

２．坂道の多い観光地も軽々移動。登山もできます。

坂道は日本全国どこに行ってもあります。JINRIKIなら車いすを押す場合と比べて小さい力で坂道を上ることができます。前後に二人で押せばさらに楽に坂道を上ることができます。

３．車道と歩道の段差、線路の溝などでの事故防止

前輪を浮かせた走行のため、車いすの前輪が引っかかる事故が防げます。

車いす利用者が所有するのみでなく、.観光地において、宿泊施設や観光協会などが、設置し、レンタルすることが、人にやさしい観光地としての魅力を高めることにつながります。

日本バリアフリー観光推進機構、日本ユニバーサルツーリズムのセンターのの各センターで利用されています。

災害の現場で、下記のような方々を誰でも簡単に迅速に避難することができます。

• 車いす利用者や歩行に不安のある高齢者
• 妊娠中の方や乳幼児
  
• 視覚に障害のある方や知的障害の方
• 病人やけが人

災害時の避難等を迅速におこなうために、JINRIKI ®を使えば、いまある車いすに装着するだけで、緊急時に一般の健常者が要援護者の避難行動を容易に補助することができます。

公共施設など、車いすのある施設に常備することで、災害発生時の避難・移送に抜群の威力を発揮します。

JINRIKI®を学校教育に導入することで得られる様々な教育的効果が得られます。

１. 地域と連携した防災訓練に参加することによる防災意識の向上

中学校・高等学校と地域の福祉施設などが連携して合同の防災訓練を行うことで、要援護者避難と防災意識の向上を同時に実現できます。

２ . 要援護者に対応することが身近に

一般に生徒児童だけで第三者の車いすを操作することはとても困難だが、 JINRIKI®を装着することで安全に移動が可能になり車いす利用者をより身近に認識できます。

３ . 障害を持つ生徒・児童の学校行事への参加促進

学校にJINRIKI®QUICKを配備しておくことで、車いすの子供達運動会や遠足・修学旅行など、様々な活動に参加が可能になります。

外出支援の場面で、より容易に、より安全な移動を可能にします。

1. 介助者が車いすの前方で対応することにより　前方の障害物にぶつかる危険を回避できます。
2. 前輪を持ち上げることで、路面の振動が軽減できます。
3. 車いす前方の座面が上がるので、一定の斜度までならば下り坂を前向きに降りることも可能です。
4. 「押す」よりも、「引く」ことにより体全体の筋力を利用できるので、楽に且つスムーズな移動が可能になります。

*JINRIKI®は介護保険の適用が可能です。

車いすユーザーが今まで「我慢」してきた様々なことの大きな要員のひとつに、悪路・不整地への乗り入れが困難であるということがありました。

自走が困難な環境では、介助者への負担を考慮し、結果として「出かけない」という選択をとらざるを得ないことが多くあります。

JINRIKI®を利用することで、介助者に対する過度な配慮を軽減し、車いすユーザーの視野や行動範囲が広がることによる、メンタルヘルスの向上が期待されています。