東京旅行介助&おもてなし研修 第2回 実施報告 – 増上寺、東京タワーをめぐり水上バスで浅草寺へ

東京旅行介助&おもてなし研修 第2回を9月12日に実施しました。東京旅行介助&おもてなし研修 第2回を9月12日に実施しました。午前9時に芝公園に集合し、自己紹介。旅行介助が得意な方、旅行ガイドが得意な方、どっちも得意でない方、など多彩な顔触れとなりました。

まずは、二手に分かれて増上寺へ。三解脱門の数百年かけて雨だれがうがった敷石のくぼみにたまる水に感動し、車いすを押して坂道を上り東京タワーへ。車いす移動時の雨対策を学んでから、都営バスで日の出桟橋へ。さらに浅草浅草寺、伝法院通り、浅草演芸ホールと回り、最後にまるごとにっぽんで散会となりました。

車いすでのバスの乗車体験は多くの人にとって初体験でした。どこからスロープが出てどこにどう車いすが固定されるのか興味津々。研修の依頼に快く対応してくれた運転手さん、車いす席そばの「次止まります」ブザーを押すと、運転手側で車いす席のブザーがなったことがわかる仕組みとなっているということも、教えてくれました。

バリアフリーツアーを数多く手がけてきた経験を持つ講師の一人長橋さんが、様々な状況を「研修素材」に、受講生に課題を与えていきます。増上寺でさらに1階上にある大殿でお参りするにはどうしたら行けるかを寺務所で聞いたり、浅草演芸場ホールでは車いすの人の入場に問題がないかを受付で尋ねたりと、事前の準備に加えて、旅の途中で状況に応じて現場での確認をすることの大切さも学びました。

1分紹介動画も作ってみました。ぜひご覧ください。

参加者の皆さんからはこんな声をいただきました。

「雨の時どうするか、雨の時でも快適にご案内できるようにいろいろなアイテムを活用する。」

「旅行の事前確認と顧客の意志の重視(顧客に選択させる)の大切さを学びました。」

「車椅子で都バスに乗車した体験初めてでした。今までサポートする立場でしたが研修では車椅子に乗って移動でき見学する時の目の位置がよくわかりました。歩く速度により景色も変わりました。」

増上寺 三解脱門
増上寺 三解脱門 段差を超える練習
浅草寺 三解脱門 雨だれ跡
増上寺 三解脱門 雨だれ跡
90リットルのポリ袋活用
90リットルのポリ袋や洗濯ばさみで雨対策
浅草寺本堂
浅草寺本堂左手のエレベータへ
浅草演芸ホールではバリアフリー状況を調査
その他の参考情報
アクセシブル東京「増上寺」
増上寺「よくあるご質問  『エレベーターはありますか。』」
東京タワー 「よくあるご質問・バリアフリー情報」
水上バス(東京汽船)「よくある質問『車椅子でも乗船できますか。」
アクセシブル東京「浅草寺」 
浅草演芸ホール「バリアフリーについて」
次回ご案内

次回は10月3日(土) 東京国立博物館、上野東照宮、日本銀行貨幣博物館などをめぐります。

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